デジタル広告の運用を始める際、
安定して収益を得られる広告サービスを選びたいと考える人も多いのではないでしょうか。
Google Adsenseなら24時間365日、自動で収益化できます。
また、Webサイトの規模を問わず、広告のクリック数に応じた収益を得ることが可能です。
本記事では、最初に知っておくべき仕組みから登録までお伝えしていきます。
1.Google AdSenseとは
2. Google AdSenseの仕組み
3. Google AdSenseの登録方法
4. Google AdSenseとGoogle AdExchangeの違い
5. まとめ
1. Google AdSenseとは
Google AdSense(グーグルアドセンス)は、Googleが提供する広告サービスで、クリック報酬型広告の代表格です。
Webサイトの運営者は、Google AdSenseのコードを発行し、ページ内に埋め込むだけで簡単に広告を運用することができます。
連載ページと訪問者に関連性の高い広告が自動表示され、クリックされる度に収益が発生する仕組みです。
Google AdSenseを運用する際、審査に通過する必要があり、独自ドメインの取得やプライバシーポリシーの設置などが条件となっています。
2. Google AdSenseの仕組み
Google AdSenseは、広告出稿にあたって営業やバナー制作が不要であるため、個人から法人まで手軽に広告運用を始められます。
ただし、デジタル広告の中でも独特なシステムとなっているため、十分に仕組みを理解した上で運用を検討しなければなりません。
Google AdSenseの運用を始める前に知っておくべき仕組みを、初心者にもわかりやすく解説していきます。
2-1. 広告の内容は Google側で決定
表示される広告内容は、掲載ページのコンテンツと訪問者のブラウザに記録されたCookieによって決まります。
例えば、主にIT系の情報を掲載しているWebサイトでは、IT関連の広告が表示されやすいということです。また、ページを訪問したユーザーが、日頃からソフトウェアやハードウェアの情報を調べていた場合、それらに関連する広告の出現頻度が高くなります。
※Google AdSense側で表示される広告の内容を自動的に決定するため、メディアが任意で決定することはできません。
2-2. 広告の主な表示形式は4種類
Google AdSenseでは、ディスプレイ広告をはじめ、主に以下の4種類の広告が表示されます。
広告の表示形式は、Webサイトの経営方針に基づいて慎重に決めなければなりません。
例えば、Multiplex広告の場合、複数の種類の広告が並んで表示されるため、他ジャンルの記事が投稿されている雑記ブログなどで効果的に収益を上げられます。
その一方で、広告が表示される領域が多くなることで訪問者の離脱率が増加し、PV数や回遊率が出るケースもあります。
広告収益最大化を目指している場合には、Google AnalyticsやSearch Consoleを活用した分析と改善が重要となるでしょう。
2-3. 広告のクリックに応じて収益が発生
Google adSenseは、訪問者が広告をクリックする度に収益が発生します。
収益は、以下の3つの要素を乗算して算出されます。
・クリック単価(CPC)
・クリック率(CTR)
・掲載ページのページビュー(PV)
この中でも『クリック単価』は、Google adSenseの収益に大きな影響を与える要素です。クリック単価の相場は、大体30円〜50円とされており、100円を超えると高単価になります。また、保険やクレジットカードなどの人気の高いジャンルでは、数百円を超えるケースもあります。
広告の表示回数と訪問者のクリック回数で決まる『クリック率』は、訪問者の属性や広告のビジュアル、キャッチコピーなどの品質によって左右される要素です。
一般的に、CTRは1.25%〜2.5%くらいを推移する傾向にあり、訪問者の興味を引く広告であれば、3%以上という高水準のCTRに期待できます。
2-4. メディアに報酬が入るまでの流れ
Google AdSenseで報酬が得られる仕組みを簡単に説明すると、以下のようなフローになります。
このように、広告主による出稿依頼から始まり、最終的にGoogleからサイト運営者に報酬が支払われる仕組みです。
3. Google AdSenseの登録方法
Google AdSenseを登録するにあたって、まずは登録条件を満たすWebサイトを準備しなければなりません。
Webサイトの準備が整った後は、以下のような流れでGoogle AdSenseが運用となります。
1.登録条件を満たすWebサイトを用意する
2.Googleアカウントを作成する
3.Google AdSense公式サイトで申込する
4.支払先情報の詳細を登録する
5.Google AdSenseコードをページに埋め込む
6.審査結果を待つ
では、それぞれの工程をわかりやすく説明していきます。
3-1. 登録条件を満たすWebサイトを用意する
Google AdSenseは、どのWebサイトにも掲載できるわけではなく、審査基準を満たすWebサイトを用意する必要があります。
審査基準で重要視されるのは、以下の3つの項目です。
・独自ドメインであるかどうか
・コンテンツにボリュームがあるかどうか
・プライバシーポリシーが設置されているかどうか
近年における審査の傾向としては、レンタルサーバーに付属したドメインよりも、独自ドメインを取得した方が審査に通過しやすいといわれています。
コンテンツのボリュームは、記事ページが15ページ以上あり、独自性の高い内容であると審査で有利になります。
プライバシーポリシーとは、個人情報保護方針に基づき、取得した訪問者の情報をどのように扱うかをWebサイト内に明示しなければなりません。
他にも、運営者情報や利用規約、免罪事項などの掲載の有無が、審査で見られるポイントとなります。
3-2. Googleアカウントを作成する
Webサイトを用意した後は、Googleアカウントを『自分用』、もしくは『ビジネス管理用』で作成しましょう。
Googleアカウントを作成する
法人で運用する場合には、間違いなく『ビジネス管理用』を選んでください。
3-3. Google AdSense公式サイトで申込する
Googleアカウント作成後、Google AdSense公式サイトの『ご利用開始』をクリックして申込を行いましょう。
Google AdSenseに申込する
申込フォームには、WebサイトのURLや運営者のメールアドレスを入力して送信を行い、Google AdSenseのアカウント作成に移ります。
3-4. 支払先情報の詳細を登録する
アカウント作成時には、運営者の氏名・住所・電話番号・振込用口座などの支払先情報を登録します。
初めて利用する際には、電話番号の認証が求められる可能性があるため、対応できるようにしておきましょう。
3-5. Google AdSenseコードをページに埋め込む
支払先情報の登録後、Google AdSenseの埋め込みコードが発行されます。
このコードは、HTMLの<head>〜</head>の間に埋め込む必要があるため、専門知識のある人が埋め込み作業を行いましょう。
3-6. 審査結果を待つ
コードを指定された場所に埋め込んだ後は、Google AdSenseの審査結果待ちとなります。
審査結果は、最短1日で通知されますが、場合によっては1ヶ月以上かかるケースもあると想定しておきましょう。
当落に関わらず審査結果はメールで通知され、審査に通過した場合には、Google AdSense公式サイト上に『おめでとう!』という表示が出ます。
審査に落ちてしまった場合、以下の問題を解決した上で、再申請を行いましょう。
・適切な場所にコードを埋め込む
・記事数をさらに増やす
・著作権侵害にあたるコンテンツを削除する
審査落ちで無駄な手間を取らないように、しっかりと準備した上でGoogle AdSense登録を行いましょう。
4. Google AdSenseとGoogle AdExchangeの違い
Google AdSenseと比較されるGoogle AdExchangeは、招待制のプログラマティック広告サービスのことです。
Google AdExchangeは、誰でも登録できるGoogle AdSenseとは異なり、Googleから特別な認可を得たWebサイトに広告を掲載できます。
具体的には、法人が運営するWebサイトで数百万PV以上の規模である場合に、Google AdExchange側から連絡が届き、認可が得られる流れとなります。
Google AdExchangeでは、プライベートオークションやフロアプライスの設定、ヘッダービディングなどの機能を利用可能です。
Google AdSenseの上位互換サービスとなりますが、利用するには高いハードルを越えなければなりません。
Webサイトの規模がまだ小さい場合には、Google AdSenseから広告運用を始め、良質なコンテンツの配信でPVを伸ばしていくことを検討しましょう。
5.まとめ
Google AdSense公式サイトから簡単に申込できますが、良質なコンテンツを有する独自ドメインのWebサイトを用意し、審査に通過する必要があります。
おわりに
今回は、Google adsenseについて解説しました。
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