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「GlobalにおいてTop 3のポジションを目指していきたい」:Ogury 松本亮 氏

2024年は、技術革新と規制対応が交錯し、業界全体に柔軟で戦略的な対応が求められた一年だったと言える。こうした状況の中、株式会社フォーエムは、パートナーの皆さまとともに業界を盛り上げるべく、年末年始企画「Leaders’ Insights for Publishers」をスタートしました。本企画では、フォーエムと関わりのあるエグゼクティブの皆さまに寄稿を依頼し、それぞれの視点から2024年を振り返るとともに、2025年のさらなる成長を見据えた注力ポイントについてお話を伺った。本企画を通じて、当社は皆さまと一丸となり、業界の発展に貢献していく決意を新たにしています。

Oguryにて、Country Directorを務める松本亮 氏の回答は以下のとおりだ。

プロフィール

これまで、L’Oréal、BMW、Johnson&Johnsonなどでブランドマーケティングやカスタマーマーケティングに従事し、2017年からはGumGumの日本事業の立ち上げに携わり、クッキーレス広告市場の創出と拡大に従事。2022年4月から現職に就いています。

Oguryでは日本チームの採用やプロダクトの開発、戦略立案の業務に携わっています。現在17名のチームメンバーが在籍しており、2025年1月時点には合計21名のチームになる予定です。

最近ハマっていることは、”アーキタイプ分析”です。原型、を意味するアーキタイプですが、心理学者のユングが提唱する企業や人を分類する考え方の一つです。アーキタイプ診断の結果で自分が12個あるうちのアーキタイプに分かれるようになっています。私の場合は、平日の仕事モードはSage(賢者)、週末はHeroでした。周りの方がどんなアーキタイプなのか知ることもとても楽しく、かつOguryが取り組んでいるペルソナの領域に近い考え方があるので、ミーティングの際にアイスブレイクで使ってたりします。

2024年に取り組まれた主な仕事やプロジェクトについて

2024年はペルソナターゲティング広告をどういう風に市場で認知してもらうかという点について取り組んできました。

インサイトチームの拡充

2024年に、それを担う役割である”Insight Director”の河本にジョインしてもらいました。河本はユニリーバやケロッグ、フィリップス等で一貫してブランドマーケティング領域を担当してきたマーケティング・プロフェッショナルです。私がフィリップスにいた時に同僚として働いていて、当時から高い洞察力を元に圧倒的な実績を残しており、退職後何度も”一緒にOguryで働かないか”とアプローチをしていました。色々なタイミングが重なり、晴れて入社してもらえたことは恐らく私の2024年の功績の1つだと思います。頭脳明晰ながらたまにお茶目なところがあり、社内外から愛される存在です。

河本が加入することによって、キャンペーン前後における深い洞察を持った提案をすることができるようになり、従来型のクッキーやIDに頼ったアプローチとはまた違う、Oguryのペルソナターゲティングの効果を最大化することができています。

メディア取材

日本経済新聞社やNikkei BP社にもペルソナターゲティングというジャンルを正式に他代替手法と横並びに紹介いただく取材もいただき、日本市場において新しい重要なカテゴリーとして認知してもらえるきっかけになったのではと思います。

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02731/012600004/

dentsu persona hubのリリース

株式会社電通様がお持ちになっている調査データとOguryのデータを掛け合わせたdentsu persona hubのリリースを行いました。両社で持つ膨大なデータにより解像度の高いペルソナを見つけることが可能となります。この取り組みは、Ogury社内において日本で開発をしたとても珍しいプロジェクトです。日本が持つ高い技術とデータ基盤、そしてアイデア力が生んだ仕組みということもあり、各国から高い評判をもらえているのは個人的に非常に誇らしいプロジェクトです。

https://www.dentsu.co.jp/news/release/2024/1030-010796.html

2024年のメディア業界で最も注目された出来事(個人的な視点も含めて)

アテンション計測です。これまではViewabilityやVCRなどの指標での比較でしたが、日本にもアテンションという計測手法が2024年には日本にも登場し、具体的な事例も出てきたことは大きなターニングポイントになるのではと感じております。

個人的な視点としては、チームが初年度の3倍になったことですね。様々な分野からの採用によりOgury Japanに色々なスパイスが入ることで、2025年はよりコクのあるチームになることを期待しております。ちなみに現在、マーケティングを募集しております。こちらが採用の詳細になっておりますので、ご興味ある方いたらぜひ応募いただけると幸いです。

2025年に向けての抱負や目標

私たちが取り組んでいる”ペルソナ”という領域において、本格的に活動を強化していきたいと考えています。クッキーレス、IDレスの社会だからこそ、直接的なユーザーデータに依存しないペルソナという考え方が益々注目されていくものと考えています。その中心的存在にOguryがなれるといいなと個人的には楽しみにしているところです。

また、現状のOgury Japanの規模としてはGlobalにおいてTop 3のポジションを目指していきたいです。高い目標だったとしても、同じ志を持ったOgury Japanのチーム全員で切磋琢磨し合いながら成長することができれば、社会人生活においてこれ以上の幸せなことはないなと思っています。

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