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【一問一答】2022年に変更される新しいGoogle Playポリシーとは?

1. はじめに

みなさん、こんにちは。
今回は2022年7月27日にGoogleが発表した新しいGoogleポリシーに関して一問一答形式でまとめ、アプリ開発初心者の方や、Google Play ポリシーの更新について概要を詳しく知りたい方などの幅広い方に向けた解説記事です。

この記事を読んでくださった皆様が、改めてポリシーに関する概要の知識を深めると共に、アプリを開発する上でGoogle Playポリシーについて理解した上で、安心して開発できるお手伝いができれば幸いです!!

2. Googleポリシーの概要

Q1.そもそもGoogle Playポリシーとは?

アプリを開発する上で開発者とGoogleとの関係においての規定のことを指します。プライバシーポリシーや児童に関 するポリシーなどさまざまな規約があり、ユーザーの情報、サイト、アプリの安全などを守るため、アプリ開発者の方はこの規定に沿ってアプリを開発しなくてはいけません。

3. 新しいGoogle Playポリシーについて

Q2.変更の概要について教えてください。

ユーザーに質の高い体験を提供するため、広告の表示方法変更を求めています。具体的には、全画面広告の“邪魔なタイミング”での表示などの改善です。
以下は広告に関する項目の抜粋になります。


<質の高い広告エクスペリエンス(22年9月30日から発効)>

・一般にユーザーがなんらかの操作を選択したときに突然表示される、あらゆるフォーマット(動画、GIF、静止画像など)の全画面インタースティシャル広告は認められません。ゲームをプレイ中、レベルの冒頭やコンテンツ セグメントの開始中に表示される広告は認められません。

・アプリの読み込み画面(スプラッシュ画面)の前に表示される全画面動画インタースティシャル広告は認められません。

・15 秒経過後に閉じることができない全画面インタースティシャル広告は認められません。オプトインの全画面インタースティシャル、またはユーザーのアクションを妨げない全画面インタースティシャル(ゲームアプリのスコア画面の後に表示される場合など)は、15 秒以上表示することが可能です。

このポリシーは、ユーザーが明示的にオプトインするリワード広告(例: 広告を視聴したユーザーには特定のゲーム内機能やコンテンツを提供することをデベロッパーが明示している広告)には適用されません。また、通常のアプリの使用やゲームのプレイを妨げない収益化要素や広告(動画コンテンツに組み込まれた広告、全画面表示ではないバナー広告など)にも適用されません。


<子ども(ファミリー向け)プログラム用の広告SDKの適用(22年11月1日から発効)>

ファミリー ポリシーに記載されているとおり、子供のみをターゲット ユーザーとするアプリで広告を配信する場合は、下記の広告 SDK 自己認定の要件を含め、Google Play ポリシーの遵守を自己認定している広告 SDK を使用しなければなりません。

アプリのターゲット ユーザーに子供と大人の両方が含まれる場合は、子供にはこれらの自己認定広告 SDK からのみ広告が配信されるようにする(年齢詐称を予防する年齢確認を使用するなどの手段により)必要があります。ファミリー向けプログラムのアプリでの広告配信には、必ず自己認定広告 SDK を使用する必要があります。

子供や年齢不明のユーザーに対してアプリ内で広告が表示される場合は、次の要件を満たす必要があります。

・広告を表示する場合は、必ず Google Play 認定広告 SDK を使用すること。

・インタレスト ベース広告(オンライン ブラウジング行動に基づき特定の特徴を持つ個々のユーザーをターゲットとする広告)や、リマーケティング(アプリやウェブサイトでの以前の操作に基づき個々のユーザーをターゲットとする広告)が表示されな いこと。

・子供に適したコンテンツを表示すること。

・ファミリー向け広告フォーマットの要件を満たしていること。

・子供への広告掲載に関して適用されるすべての法規制および業界基準を遵守していること。

いずれもユーザーが快適かつ安全にアプリストアを利用できるようにするための複数のポリシー更新になっています。


▶︎参考:Google Play ポリシーの最新情報 – Play Console ヘルプ
さらに細かい概要や配信日時に関してはこちらからご覧いただけます!

4.ポリシー違反をしてしまったら

Q3. ポリシー違反になると、どうなりますか?

ポリシーに違反した状態での利用を続けているとペナルティとして、アカウント停止などの重いペナルティが課せられます。悪質な違反をしていることが確認できた場合は事前警告なしで強制停止をされますが、99%以上の例では、ペナルティの前にGoogleから、ポリシー違反の警告メッセージが届きます。
ペナルティを受ける前なら、ポリシーセンターからGoogleの担当者へコミュニケーションをとることが可能です。


Q4. ポリシー違反のメッセージが届きました。どうすればいいですか?

ポリシー違反になってしまうと、Googleから警告メッセージが届きます。
まずは➀メッセージの内容を確認しましょう。ペナルティを受けてしまう事例の半分以上が、警告メッセージを無視していたために受けてしまうものです。
一発レッドカードであるケースは稀ですので、落ち着いてメールを開きましょう。
メッセージに違反内容が記載してあるので、内容を確認した後に②問題点を修正・改善し、問題が発生しないことが確認できたら、③Googleに再度審査をしてもらえるように連絡しましょう。

5.最後に

プレイヤーにとっては広告表示の煩わしさがなくなり前向きに受け取られるが、アプリを出す側の広告収益は間違いなく減少するであろうと予想されます。

そこから今後は規制が適用されない、ユーザーがオプトインするリワード広告や通常の使用を妨げないバナー広告などで、対応していくのではないかと推測します。

今回は新しく更新されたGoogle Playのポリシーに関する記事でした。少しでも皆様のお役に立てたら幸いです!

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