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ASOワンポイント!アプリのダウンロードを増やすために工夫できるポイント8選を解説!


今回は、前回から続いて、ASO(App Store Optimization, アプリストア 最適化)をおこなう上で、最初にチェックすべき最重要8項目を解説します!

・ASOって実際は、どの部分で何を変えればいいの?
・アプリストアって設定できるところ多くて、どこが大事なのかわからない
・iOSとAndroidで、ストアの入力内容が違いすぎて全然わからない

というお悩みをお持ちの方、是非是非読んでいってくださいね!

それでは、始めましょう!

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1. この記事でわかること

この記事では、ASO対策を行うための項目や観点について、以下の内容を解説していきます。

・ストア管理画面で設定をおこなう8つの要素
・ASOをおこなう設定画面位置と内容
・各設定項目の最適化のための設定方法

ASO何すればいいのかわからない人でも、もっと良くなる部分が見つかる内容でお送りします。

2. ASO対策は、ストアで入力する設定が命

「ASOをすれば、ダウンロードが増えるんだ。じゃあ早速やってみよう」と思っても最初に立ちはだかるのが、

「って、ASOって何をどうしたらASOになるんだろう。」という疑問。

そして、「検索順位ってどうしたら上がるんだ?」
「アプリ自体がよくならないとダウンロード増えても仕方ないし」

とASOができずに逸れていってしまいがちです。

ずばり、ASOは、AppStore / Google Play Storeなどのアプリストアの設定画面で、それぞれの項目をどれだけ有効に設定できるかが重要になります。

つまり、 ASO対策はストア設定が命 なのです!

「ストア設定とは言っても、設定できるところいろいろあるじゃないか」
「具体的にどの項目をどういう風にすれば、ダウンロード増えるんですか」


そんな質問に、バッチリしっかり答えていきますので、安心して読み進めてくださいね。

3. ASO対策は、3本柱!SEO+CRO+RRO

アプリストアでの設定をどう改善していくかの解説に入る前に、ASOがどういった要素でできていて、これから解説する項目がどこに効いてくるのかを解説します。

ASOはそもそも、

ASOの目的:アプリの潜在ユーザーにアプリを表示して、アプリのDL・使用で満足してもらう
ASOのゴール:アプリの潜在ユーザーに、広く・正しく・魅力的にアプリが表示される

という目的とゴールを持っています。

なので、そのゴールを達成するために、3つの領域があります。

3-1. SEO

Search Engine Optimization。アプリ内検索アルゴリズムを理解して、アプリに関心があると思われる検索結果上位にアプリを表示するための施策です。アプリを広く、正しいユーザーに届けることが目的です。

3-2. CRO

Conversion Rate Optimization。コンバージョン率(=DL数 / ストアでのアプリ表示)を最大化することで多くのDLを獲得するための施策です。アプリを正しく・魅力的にユーザーに伝えることが目的です。

3-3. RRO

Retention Rate Optimization。DL後の定着率(Retention Rate)を高めることで、獲得したダウンロードからのアクティブユーザー獲得を最大化するための施策です。アプリ利用開始前から、実際に使い始めるまでで、ユーザーにアプリの面白さ・便利さを的確に伝えることが目的です。

ASO(アプリの潜在ユーザーをユーザーにする)
= SEO(入り口を広げて、多くのユーザーと出会う)
x CRO(出会ったユーザーにアプリの魅力を伝えてDLしてもらう)
x RRO(DLしたユーザーに、実際にアプリのユーザーになってもらう)


ここで重要なのが、それぞれの関係が、掛け算である点です。

掛け算であるということは、どれかが1.0未満だとASOとしての効果がうまく出てこないで、DLが増えない結果になってしまいます。

なので、全ての項目を満遍なく対策していく必要があります。

では、SEO・CRO、そしてRROを改善するために対策していく項目について見ていきましょう。

4. SEO対策四天王!タイトル・サブタイトル・キーワード・説明文

まず、重要なのがユーザーがアプリと出会う機会を増やすためのSEO領域の対策です。

ASOにおいて、SEO対策のために対策が必要なのが、SEO対策四天王の4項目です。
それぞれ、フィールドとするOSが異なっているので、個別に見ていきましょう。

タイトル:iOS/Android共通。CROにも影響するアプリの名前、ここを疎かにしてASOを制したものはいない

サブタイトル:iOS限定。CROにも関わるタイトルのバディ。タイトルとの組み合わせで効果が最大化するサポートタイプ

キーワード:iOS限定。最重要設定項目。100文字という大きめのフィールドを乗りこなしたら怖いもの無し

説明文:Android限定。80文字のshortと、4,000文字のlongがいる双子で一つの項目。iOSとは異なる攻め方が必要な曲者きょうだい。

これら四天王がいるのは、各ストア設定画面のこの位置です。

iOSでのアプリタイトルとサブタイトルの入力位置。
App Store Connect > App Store >一般>ローカライズ可能な情報 
から入力します。

キーワードの入力位置。
App Store Connect > App Store > iOS App
>(ストア登録の新バージョン)>バージョン情報
から入力します。

Androidでのタイトルと説明文(short / long)の入力位置。
Google Play Console > ストア上の情報>
メインのストアの掲載情報>アプリの詳細
から入力します

それぞれの攻略方法を解説します。


アプリタイトル:<iOS>

■基本情報
上限文字数:30文字
入力する内容:アプリのタイトル情報
SEOへの影響度合い:A

■攻略情報
ポイント1:文字数は可能な限り利用する
ポイント2:アプリの機能や、アプリ利用で得られるメリットを文章風に入力するとベター
ポイント3:入力の際に、「・」や「/」で区切ると、審査リジェクトの可能性が高まる
ポイント4:「無料」や「FREE」など費用に関する文言はリジェクト対象

■攻略例
Bad: メールアプリ
Good: 簡単便利なシンプルメール!10秒ですぐに使える

■攻略メモ
☆タイトル文章は単語に分解された上で、それぞれの検索結果に反映される
☆サブタイトルに使用する単語よりも、検索結果への影響度が強いので、優先して対策したいキーワードを使用する
☆最初の12〜13文字は、検索結果一覧に表示されるので特に重要。どんな特徴のアプリかは文章の最初に持ってくる!


アプリタイトル:<Android>

■基本情報
上限文字数:50文字
入力する内容:アプリのタイトル情報
SEOへの影響度合い:S

■攻略情報
ポイント1:文字数は可能な限り利用する
ポイント2:ユーザーに表示されることを意識して、アプリの特徴や便利さが伝わるように意識する
ポイント3:入力の際に、「・」や「/」で区切ると、審査リジェクトの危険が高まる
ポイント4:「無料」や「FREE」など費用に関する文言はリジェクト対象

■攻略例
Bad: メールアプリ
Good: 簡単便利なシンプルメール!GmailもYahoo!も設定3ステップ10秒で迷わずすぐにメールができる

■攻略メモ
☆タイトル文章は、単語に分解された上でそれぞれの検索結果に反映される
☆検索結果に反映させたいキーワードは最初に持ってくる
☆最初の12〜13文字は、検索結果一覧に表示されるので特に重要。どんな特徴のアプリかは文章の最初に持ってくる!


サブタイトル:<iOS>

■基本情報
上限文字数:30文字
入力する内容:アプリのサブタイトル情報
SEOへの影響度合い:B

■攻略情報
ポイント1:文字数は可能な限り利用する
ポイント2:アプリタイトルと使う単語を変えることで、SEO対策効果を高められる
ポイント3:入力の際に、「・」や「/」で区切ると、審査リジェクトの危険が高まる
ポイント4:「無料」や「FREE」など費用に関する文言はリジェクト対象

■攻略例
Bad: メディアハッカー
Good: GmailもYahoo!も設定3ステップで迷わずできる

■攻略メモ
☆サブタイトル文章は、単語に分解された上で、それぞれの検索結果に反映される
☆タイトルで使っていない単語を組み合わせる!同じ単語を繰り返しても、効果は薄い
☆優先して対策したいキーワードはタイトルで使う!タイトルに使用する単語よりも、検索結果への影響度が少し弱い!


キーワード:<iOS>

■基本情報
上限文字数:100文字
入力する内容:アプリの特徴が伝わる単語
SEOへの影響度合い:S

■攻略情報
ポイント1:文字数は可能な限り利用する
ポイント2:アプリタイトル/サブタイトルと使う単語を変える
ポイント3:大文字小文字、ひらがなカタカナ、は区別されないので繰り返さない
ポイント4:必ず単語は、1つずつ「,」で区切る

■攻略例
Bad: メール, 無料, Mail, メール 無料,
Good: お手軽, 無料, LINE, outlook, Google, softbank, docomo, au, 連絡, メーリス, ….(以下略)

■攻略メモ
☆優先して対策したい単語はここで使う!タイトルに使用する単語よりも、検索結果への影影響はここが最強!
☆キーワードは、入力した単語を検索エンジンが組み合わせて複合語対応してくれるので、2つ以上の複合語を入れない
☆タイトルで使っていない単語を組み合わせる!同じ単語を繰り返しても、効果は薄い


説明文:<Android>
■基本情報
上限文字数:80文字(short),4,000文字(long)
入力する内容:アプリの特徴や機能に関する説明
SEOへの影響度合い:A

■攻略情報
ポイント1:文字数は可能な限り利用する
ポイント2:対策したい単語を繰り返すことで、SEO対策効果を高められる
ポイント3:冒頭と最後の部分に対策したい単語を使うことで、対策効果アップ

■攻略メモ
☆shortとlong両方で、同じ構成にしながら作ることが重要
☆大事な単語は繰り返す!繰り返し使われる単語はスコアが上がる!
☆longは、長いが文章が支離滅裂にならないように構成を整えてから単語対策することが大事

5.CRO対策3人衆!アイコン・スクリーンショット・レビュー

さて、SEO四天王を乗り越えたら、今度はCRO3人衆を相手取りましょう。

ここは、SEOというシステムを相手にする領域とは違い、実際にユーザーが見ることで効果が変わる領域なので、色々な仮説を持ちながら繰り返し変更して、最適化を図ることが重要です。

アイコン:iOS/Android共通。アプリの顔。ダウンロード後もユーザーに触れ続ける接点なので、機能のイメージを連想しやすく、かつ、ユニークさもあるものを目指しましょう。なかなかうまく作れない方は、プロのデザイナーに発注するのも手です。ランサーズやクラウドワークスを利用することで、開発に専念することができます。

スクリーンショット:iOS/Android共通。CROの華。ストアで設定できる項目の中で、一番情報量が多くなる部分です。アプリの面白さ・便利さが伝わるように、中身・並び順にこだわりましょう。
特に、1枚目と2枚目が多く見られるので、入れ替えをする場合には、最初に表示されるものを最適化することを目指しましょう。

レビュー:ストア唯一の設定不可能領域。ユーザーに満足してもらえるようなアプリ開発はもちろん、ユーザーに実際に評価してもらえるように促すことも重要です。
なるべく多くの件数を集めながら、平均評価を4.0以上に保てるとベストです。

これらは、個人が見て判断できるものではないので、複数パターンを試しながら、CROが高まる組み合わせを見つけていきましょう。

ASOは、繰り返し改善をすることで初めて効果が出る施策です。

アプリの表示回数が増えたのか、減ったのか。
ダウンロードが増えたのか、減ったのか。
アクティブユーザーが増えたのか、減ったのか。
効果を数字で調べながら、どんどん新しい内容を試しましょう!

6.忘れちゃいけない影の主役

最後に登場するのが、RROです。

「え、ASOってダウンロードを増やすための施策だから、ダウンロードされたあとは関係ないんじゃないの?」

しかし、RRO対策をすることで、ASO本来の目的である「アクティブユーザーの最大化」が初めて完成します
さらに、SEO領域にいい影響があるという嬉しい副作用もあるんです。

ダウンロード後の定着率全然気にしたことなかった

という方は、ぜひRRO領域にも目を向けてみてくださいね。

RROの対策は、3ステップです。

1.計測基盤の構築
2.データの収集・分析
3.指標改善のためのアクション
(2.に戻る)


この繰り返しで、ユーザーが離脱してしまうポイントや、ユーザーが定着しやすくなる機能を発見することができます。

「1.計測基盤の構築」は、Googleが提供しているFirebaseのGoogle Analytics for Firebase(GA4)を使えば、簡単無料でおこなえます。

実際自分のアプリの定着率が高いのか低いのかわからない。
という方は、Adjustが出しているカテゴリー別継続率とご自分のアプリを比較してみてください。

7. まとめ

さて、ここまでで、ASO3領域のSEO・CRO・RROの内容と対策方法について、みてきました。
実際に設定画面や数値をみながら、もう一度復習すると、より良い施策を実行することができます。
繰り返しになりますが、ASOは、繰り返し改善をすることで初めて効果が出る施策です。
月に1~2度、ダウンロード数や定着率などのデータを見ることで、効果の上がる対策内容を見つけていきましょう。
もちろん、そのときにはこの記事を参考に変更内容を考えていただけると嬉しいです。

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