昨年AdMobでOpen Bidding(元AdMob Bidding)が開始されてから約1年が経ちました。
それに追随する形でAdNetwork事業者でもあるMetaはFacebook Audience NetworkをRTB方式であるAdMob Biddingのみの接続に以降した出来事がありました。
その裏側で、特定のアプリデベロッパーがAdMobからGoogle AdManager (以下GAM)を使ったマネタイズに移行していました。
1. GAMとは?
アプリの場合、Googleが提供するSSPツールはAdMobですが、GAMはWebサイトで広告配信される時に使用されるSSPツールです。
AdMobと同様WFやBiddingの利用も可能で、収益を増加させる手法に大きな違いはありません。
基本的にWFやBiddingを利用しAd Network同士を競わせることでお互いのeCPMを上げ、収益を最大化させます。
平たく言えばAdMobのWebサイトバージョンですが、AdMobの方が生まれたのは後です。
2. AdMobとGAMの違い3選
2-1. PMP配信ができる
PMP広告を配信する事により純広告と同程度の収益を得られる広告を配信することができるようになります。
今までアプリで広告を配信する場合、純広告とプログラマティック広告の2つの配信方法がありましたが、ここにPMPが追加され、3つの広告配信が可能になります。
ですが、なかなか聞き覚えのない単語ですよね。
一般的には、PMPとは一般的に限られた広告主と媒体間で取引される広告市場と言われています。
ただ、この説明もわかるようで、わからないような説明です。
PMPを説明するには純広告とプログラマティック広告について理解しておく必要があります。
2-2. Key-Value設定ができる
Key-ValueとはGoogle ad Manager上で設定できる、広告枠に設定する文字列です。
Key-Valueを広告枠に設定することで、設定された広告枠から「このページに表示される広告は旅行カテゴリのみの広告を表示して欲しい」とSSPに司令し、旅行の広告飲みを表示するといった細かな広告の出し分けが可能になります
2-3. prebidを併用できる
AdMobにはBiddingというメディエーションがありますが、Google Ad ManagerはBiddingに加えてHeader Biddingを通常のBiddingと併用できます。
3. まとめ
今回はAdMobとGoogle ad Managerの違いを収益に関係する機能に絞ってお伝えしました。
Google Ad Managerは今回ご紹介した機能の他にもAdMobと比べ機能が多く、更に細かな設定を行えるツールです。
ですが、すべてのアプリにGoogle Ad Managerが適しているというわけでも無いので、自分のアプリにはどちらが適切なのかは慎重に見極めましょう。
アプリで使うGoogle ad Managerシリーズは複数メディアハッカーにて公開していますので、判断の助けとなれば幸いです。
また、記事を読んでも判断しづらかったり、手っ取り早く要点をまとめたい場合は、お気軽にお問い合わせください。